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【吉報?】製薬ベンチャーのアンジェスって?新型コロナワクチンの原薬完成の報道

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ウィルスの脅威は身近に、、

 

こんにちは、瞬報エキスプレスです!

 

おっと、ここでブレイキングニュースです!

 

バイオ製薬ベンチャーアンジェス(4563)は24日、大阪大学と共同開発している新型コロナウイルス予防用DNAワクチンについて、原薬が完成したと発表しました。近日中に動物向け試験を開始する予定だといいます

 

バイオベンチャーアンジェスってなに?

バイオ製薬ベンチャーアンジェス社は創業者でもある森下竜一大阪大学医学部助教授(当時)の研究成果をベースに、1999年12月に設立したバイオ製薬ベンチャーで、遺伝子治療薬や核酸医薬、遺伝子の機能解析向け試薬などの研究開発に取り組んでいるそうです

 

2002年9月には、大学発創薬型バイオベンチャーとして初めて東証マザーズ市場に上場したことでも知られています

 

2019年3月には重症の動脈硬化に伴う安静時の痛みを緩和する「コラテジェン」が、遺伝子治療薬としては国内で初めて厚生労働省から承認を受けたことでも知られています

 

これまでの経過は?

 

 

大阪大学大学院医学系研究科の森下竜一教授とアンジェスは3月5日、新型コロナウイルスの予防用ワクチンなどで共同開発に乗り出すと発表しました

 

前出の通り、森下教授はアンジェスの創業者。ワクチンの製造は、必要となる製造技術・設備を持ち、受託生産で世界的に定評のあるタカラバイオが担うということです

 

阪大の森下教授、アンジェスの山田英社長、タカラバイオの峰野純一取締役専務執行役員の3人が出席した緊急記者会見場には、多数の記者が押しかけ、新型コロナウイルスへの関心の高さをうかがわせました

 

今回のワクチンってどんなもの?

 

予防用ワクチン開発のキーワードはデオキシリボ核酸(DNA)です

 

DNAは遺伝子の本体であり、「体の設計図」と呼ばれています

 

この遺伝子情報に基づいて細胞や器官などが作られ、生物や個体の特徴も決まるといいます

 

通常のワクチンは、ウイルスを鶏卵などで培養して不活性化し、患者に接種しますが、今回開発するワクチンは、ウイルスの表面に現れる、感染に関係する「スパイクたんぱく質遺伝子」を作り出すように設計された「プラスミドDNA」(環状DNA)を使うといいます

 

注射でDNAワクチンが体内に入ると、体内で抗体(免疫)ができ、そうすれば、新型コロナウイルスが入ってきても免疫が働いて感染を防ぐことができるそうです

 

通常のワクチンは病原体(ウイルス)を使用するため、開発、製造、治療の各段階で一定の感染リスクは避けられませんが、DNAワクチンではウイルスそのものではなく、遺伝子の設計図を使うため、感染の心配がないそう

 

さらに、大腸菌で大量培養できるため製造コストが安く、製造に要する期間も通常ワクチンに比べ短くて済む

 

通常のワクチンは製造・供給までに5~7カ月かかるが、プラスミドDNAを使うと2カ月程度で済むと森下教授は説明しています

 

このワクチンの問題点って?

製造期間が短くても、まずはマウスや猿などを使って、安全性を確認するための動物実験が必要で、その後行われる人間に対する有効性と安全性を確かめる臨床試験(治験)に入るまでには、最低でも「半年はかかる」(森下教授)

 

その、動物向け試験を開始する予定が、今回発表されたということです(←いまここ)

 

半年後に、このワクチンの必要性が高いかっていうのは未知数ですよね、、

 

もちろん他社の製薬ベンチャーも、大手製薬企業も研究に躍起になっているでしょうし

 

いや、一説には大手は開発に乗り出していないという噂も

 

なぜなら莫大な予算を投入して研究開発したところでたいしたお金にならないから

 

広く公衆衛生に寄与したいっていう気概は薄いのかもしれませんね、、

 

 

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2019 世界の製薬企業売上高ランキング

 

まとめ

新型コロナウィルスの新薬は、ワクチンがまったく無いという現状から考えたら、官民、手を取り合って早急に開発してほしいという思いがあります

 

しかし、国がワクチン開発に莫大な予算を提供する話もないですし、ファイザーやノバルティス、武田薬品工業などの国内外の大手製薬企業や製薬ベンチャーが大小の垣根無く、ワンチームで研究開発に力を注げば、早く新型コロナウィルスのワクチンが開発できるのでは、、と考えますが、そういった動きも皆無です

 

もっと言えば、エイズだってエボラだって、各国が研究開発費を提供し、各製薬企業の英知を結集すればほんとうはもっと早くワクチンを開発できたはずです

 

そこには、各国の意地の張り合いや大手製薬のメンツの張り合い、開発後の主導権の取り合いや、利権の取り合いなど、一筋縄ではいかない問題が山積しているからです

 

こういった国難、いや世界難を全世界一致で乗り越えようという雰囲気になるのはいつなんでしょうか

 

なんだか書いてて情けなくなってきました、、

 

いずれにしても、今回のニュースは吉報です!

 

アンジェスには、半年後とは言わず、はやく臨床実験に成功して、いまこの時間にも苦しんでおられる多数の患者さんを助けてあげて欲しいと節に願っています

 

以上、いつも以上に真面目にお送りしました!

 

今回もお読みいただきありがとうございました!!